【完全版】週刊ストーリーランドの全話エピソード一覧!神回・トラウマ回も厳選紹介

1999年から2001年にかけて日本テレビ系列で放送され、日本中の視聴者をテレビの前に釘付けにした伝説のアニメ番組『週刊ストーリーランド』。

「謎の老婆」が売る怪しげなアイテムにゾッとしたり、予想外の大どんでん返しにスカッとしたり、時には心温まるストーリーに涙したり……。毎週木曜の夜8時、この番組が始まるのをワクワクしながら待っていた人も多いはずです。

この記事では、当時の懐かしい記憶を呼び起こす代表的なエピソードを年代別に一覧でまとめました。今もネット上で語り継がれる「トラウマ回」や「神回」の紹介、絶大な人気を誇った「謎の老婆」のアイテム一覧、そして現在この番組を見る方法まで、たっぷりとお届けします。

『週刊ストーリーランド』ってどんな番組だった?

『週刊ストーリーランド』は、1999年10月14日から2001年9月13日までの約2年間、毎週木曜日の19:58〜20:54に放送されていたアニメバラエティ番組です。

同じ時間帯で長年愛された大ヒットクイズ番組『マジカル頭脳パワー!!』の後継としてスタートし、当時大きな話題を呼びました。

なぜ、この番組が今でも私たちの記憶に強く残っているのか。まずはその魅力を振り返ってみましょう。

視聴者の投稿をアニメ化する画期的なシステム

この番組の最大の特徴は、「視聴者から寄せられた面白い話をアニメ化する」という参加型のシステムでした。

企画・監修を手掛けたのは、『マジカル頭脳パワー!!』や『クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』など数々のヒット番組を生み出した日本テレビの五味一男氏。番組の最後でエピソードを募集し、採用された投稿者には最高50万円という高額な賞金が贈られました。

ジャンルはホラー、オカルト、サスペンスから、感動系、日常のミステリー、恋愛までジャンルレス。基本は1話完結で、毎週3〜4本の短編アニメが放送されます。その多くが最後に驚きの「大どんでん返し」を迎えるため、短い時間で一気に引き込まれる構成になっていました。

また、星新一や藤子・F・不二雄、えんどコイチといった著名な作家の作品が原作として使われることもありました。

豪華すぎる声優陣と一流の制作陣

司会(ストーリーテラー)を務めたのは、俳優の西村雅彦さん(現:西村まさ彦)と、当時の日本テレビアナウンサー・笛吹雅子さん。西村さんは普段のコミカルな演技を完全に封印し、淡々とミステリアスに進行することで番組に独特の緊張感を生み出していました。

そして、アニメ本編には第一線で活躍する超豪華な声優陣が参加しています。

例えば「女警部・神宮寺葉子」シリーズでは、主人公を小山茉美さん、部下を中村大樹さんが熱演し、ナレーションを銀河万丈さんが担当。「名奉行・文さん」シリーズでは城山堅さんと島本須美さん、「ニッポン人の川柳」シリーズでは青野武さんがナレーションを務めるなど、重厚なキャスティングでした。

さらにアニメーション制作も、シンエイ動画、東京ムービー、日本アニメーション、マッドハウスといった日本を代表する一流スタジオが持ち回りで担当。バラエティ番組の枠を大きく超えるクオリティでした。

エンディングテーマだったZARDの『窓の外はモノクローム』も、番組の不思議な余韻を引き立てていましたね。

【年代別】放送エピソード一覧

全57回(総エピソード数150話以上)の中から、視聴者の記憶に強く残っている「神回」や人気シリーズを中心に、年代別でピックアップしました。

1999年放送のエピソード

放送開始当初から、番組の方向性を決定づけるインパクトの強い作品が続出。名物「謎の老婆」シリーズも早くも第2回から登場しています。

放送日代表的なエピソード名ジャンル・備考制作協力
10月14日謎のアルバイト不可解な仕事の裏に潜むサスペンスベガエンタテイメント
10月21日動き出した大仏奇妙な現象を描くオカルトOLM
10月21日使えないライター【老婆シリーズ第1弾】感動の神回東京ムービー
11月4日ほんとうのゴミ箱【老婆シリーズ】トラウマ必至の恐怖回マジックバス
11月11日彼氏の父親を愛してしまった私視聴者の実体験?ドロドロの恋愛劇ベガエンタテイメント
11月18日使えない傘【老婆シリーズ】大どんでん返しの名作マジックバス
11月25日ほんとうの留守番電話【老婆シリーズ】恐ろしい真実が判明東京キッズ
12月9日人類最後の男絶望的な状況下でのサバイバルと結末OLM
12月16日無敗の弁護士法廷を舞台にした見事などんでん返し東京ムービー

2000年放送のエピソード

番組が完全に軌道に乗り、藤子・F・不二雄や星新一といった巨匠の原作モノも登場。今も語り継がれる「神回」や「トラウマ回」が連発された黄金期です。

放送日代表的なエピソード名ジャンル・備考制作協力
1月13日ぴったりのベルト【老婆シリーズ】予想外のダイエット結果東京ムービー
1月20日この中の誰かが死ぬえんどコイチ原作『死神くん』マジックバス
1月27日絶滅の島藤子・F・不二雄原作。絶望のトラウマ回ベガエンタテイメント
2月3日殺し屋ですのよ星新一原作。鮮やかな大どんでん返しシナジージャパン
2月10日すすんでる帽子【老婆シリーズ】先の未来が見える帽子東京ムービー
3月9日悲しい完全犯罪緻密なトリックと切ない結末プロダクションI.G
3月9日終わらない水【老婆シリーズ】欲をかいた人間の末路東京ムービー
8月3日はやくなるサングラス【老婆シリーズ】体感時間が狂う恐怖マジックバス
11月30日寒がりな死体ミステリー要素の強いサスペンス東京ムービー
12月14日殺意を生む騒音釋英勝原作。日常に潜む狂気シナジージャパン

2001年放送のエピソード

レギュラーキャラクターが完全に定着した最終年。野球中継などで放送回数自体は少なめでしたが、最後までクオリティの高い物語を届けてくれました。

放送日代表的なエピソード名ジャンル・備考制作協力
1月11日かくワラ人形【老婆シリーズ】呪いのアイテムの代償東京キッズ
1月18日生み出すニワトリ【老婆シリーズ】金の卵を産む鶏の正体東京ムービー
7月5日節約するおにぎり【老婆シリーズ】食費を極限まで削るが…東京ムービー
7月26日三面記事太郎(漬物の缶詰等)人気のレギュラーシリーズ日本アニメーション
8月16日流血鬼藤子・F・不二雄原作。価値観が逆転するSFベガエンタテイメント
8月30日美人のシャワー【老婆シリーズ】美を追求した女の末路東京キッズ
9月6日醜い美人ルッキズムに警鐘を鳴らす社会派ホラースタジオぴえろ
9月13日謎の天才腹話術師人形に支配される恐怖を描くミステリーマジックバス
9月13日きびしい出席簿【老婆シリーズ最終回】厳しい管理の結末東京キッズ

語り継がれる「神回・名作」をジャンル別に紹介

放送から20年以上経った今でもネット上で話題に上がるのは、視聴者の心に深い爪痕を残した「神回」の存在があるからです。「トラウマ」「号泣」「スカッと」の3つのジャンルから厳選して紹介します。

トラウマ必至!背筋が凍るエピソード3選

当時の子どもたちに強烈な恐怖を植え付けた筆頭が、藤子・F・不二雄原作の「絶滅の島」です。突然飛来した巨大な宇宙人が、人類を「害虫」や「狩猟対象」として無慈悲に駆除していく絶望的なストーリー。私たちが普段虫や動物にしていることをそのまま人類が受けるという痛烈な皮肉が効いていました。

謎の老婆シリーズの「ほんとうのゴミ箱」も外せません。入れたものがこの世から完全に消滅するゴミ箱を手に入れた主人公が、邪魔な証拠や人間を次々と放り込んでいくのですが、最後は自分自身が足を滑らせて消滅してしまうという、自業自得ながら恐ろしいバッドエンドでした。

もう一つのトラウマ傑作が「流血鬼」(藤子・F・不二雄原作)。吸血鬼ウイルスが蔓延した世界で生き残った主人公たちが戦う話ですが、結末で「吸血鬼となった新人類」の視点へと物語が反転します。善悪や常識が180度ひっくり返る展開に、心理的な恐怖を覚えた人も多いはずです。

涙腺崩壊…感動のエピソード3選

番組を代表する泣ける回といえば「天国からのビデオレター」。あまりの反響にのちに書籍化もされた名作です。亡くなったはずの人物から届いたビデオレターに込められた深い愛情とメッセージに、純粋に涙腺を崩壊させられる珠玉のストーリーでした。

老婆シリーズの記念すべき第1作「使えないライター」も感動の神回です。火はつかないけれど「持っているだけでタバコを吸いたい欲求が消える」ライターを買わされた男性が、無理なく禁煙に成功して家族との幸せを取り戻すお話。アイテム=バッドエンドという法則ができる前の、心温まるハッピーエンドでした。

家族の絆を描いた「母ちゃんの弁当箱」も名作です。毎日作ってくれる見栄えの悪い弁当に文句ばかり言っていた反抗期の息子が、あるきっかけで母の本当の想いを知るという王道のドラマ。視聴者の投稿ベースならではのリアルな感情描写が胸を打ちました。

大どんでん返しでスカッとするエピソード3選

見事などんでん返しで視聴者を唸らせたのが、星新一原作の「殺し屋ですのよ」。ターゲットを贅沢な環境に置いて病死に見せかけるという手口の殺し屋を雇った社長ですが、実はその女性の本当の依頼主は敵側であり、社長自身が罠に嵌められていたという皮肉たっぷりのお話です。

老婆シリーズの「使えない傘」も痛快です。開くことができない不良品を買わされたと憤慨する主人公ですが、その傘をステッキや道具代わりに使ったことで、思わぬ幸運や危機からの脱出に繋がります。「商品をどう使うかはお客様のお考え次第」という老婆の言葉通り、発想の転換が光るストーリーでした。

法廷ミステリーとして秀逸なのが「無敗の弁護士」。法や証拠の網の目を潜り抜ける悪徳弁護士が主人公ですが、最後の裁判で自分が仕掛けた完璧な罠を、予想外の証言によって逆手に取られて打ち負かされるという、見事な勧善懲悪エピソードです。

圧倒的人気!「謎の老婆」エピソードとアイテム一覧

週刊ストーリーランドを語る上で絶対に外せないのが、計28回にわたって放送された人気No.1企画「謎の老婆」シリーズです。不気味なBGMが流れると、画面に釘付けになりましたよね。

謎の老婆とは?

夕暮れの曲がり角や路地裏で露店を開き、奇妙な商品を売っている正体不明の老婆。声優は『忍者ハットリくん』のシンゾウ役などで知られる堀絢子さんが務めていました。

「一度お買いになったものは返品できないのでございます」

「高いか安いかはお客様のお考え次第でございます」

こんなセリフで強引に買わせ、断ろうとすると「売値の9割」という法外なキャンセル料を請求してきます。そして物語の最後には、視聴者に向かって「商品をどう使うかは、お買いになった方の心掛け次第でございます」と語りかけるのがお決まりでした。

老婆が売っていた不思議な商品一覧

老婆の商品は、最初は客に大きな利益をもたらしますが、欲を出して使い方を誤ると「破滅」へと向かいます。逆に他人のために使えば幸せを掴むという、明確な「因果応報」のルールがありました。

商品名販売価格効果と結末の傾向
使えないライター1万円火はつかないがタバコを吸いたくなくなる。禁煙に成功しハッピーエンド。
ほんとうのゴミ箱不明入れたものが完全に消滅する。邪魔者を消そうとした主人公が自ら落ちる。
使えない消しゴム1万円持っているだけで誤字脱字がなくなり完璧な書類が作れるようになる。
使えない定期券(記載なし)持った途端に副社長に昇進し、送迎付きになるため定期券自体が不要に。
終わらない水不明水が無限に湧き出る。欲をかいて放置した結果、周囲を水没させる。
ぴったりのベルト不明ベルトのサイズに合わせて体型が強制変化する。度が過ぎて恐ろしい結末に。
正直なパソコン不明真実だけを打ち出す。知るべきでない他人の本音まで見えて人間関係が崩壊。
ひかる懐中電灯不明全28作中で唯一、老婆が値引き交渉に応じたレアな商品。
すすんでいる帽子不明被ると少し先の未来が見える。予知で儲けようとするが、思いがけない未来が。
最後の年賀状50円シリーズ最安値帯。受け取った者に何かが起こる。安価でも効果は絶大。
ぴったりの時計100万円シリーズ最高額。人生のタイミングを完璧に合わせるが、過信すると破滅を招く。
美人のシャワー不明絶世の美女になれるが、美を維持するための恐ろしい代償が存在する。
かくワラ人形不明「人を呪わば穴二つ」をストレートに描いた昔ながらの呪いのアイテム。

価格も「50円」から「100万円」まで幅広く、値段設定の理由を考察するのもファンの楽しみの一つでした。

『週刊ストーリーランド』を今見る方法はある?

これだけの名作が揃っていると、「もう一度あの神回を見たい!」と思いますよね。現在はどこで見ることができるのでしょうか。

動画配信サービス(VOD)の状況

一般視聴者からの投稿作品という性質上、権利関係が難しく長らく「封印作品」のような状態が続いていました。しかし、ファンの熱い要望が実り、2019年4月から「Hulu(フールー)」や「TVer(ティーバー)」での公式配信が解禁されています。

ただし、配信されるエピソードは時期によって入れ替わるため、気になる方は各サービスの公式サイトやアプリで「週刊ストーリーランド」と検索して、最新の配信状況をチェックしてみてください。

DVDやVHS、書籍について

映像をソフトとして手元に置いておきたい場合、ハードルは少し高めです。放送当時に一部のエピソードがVHSやDVDで発売・レンタルされましたが、全話網羅の完全版DVD-BOXなどは現在も発売されていません。中古ショップやオークションで探すことになりますが、プレミア価格がついていることも多いです。

活字で物語を楽しみたい方には、書籍化されたノベライズ版がおすすめ。「天国からのビデオレター」などは『天国からのビデオレター : 週刊ストーリーランド傑作選』として文庫化されています。アニメとはまた違う、緻密なシナリオの面白さをじっくり味わうことができますよ。

色褪せない名作たちをもう一度

一般視聴者の独創的なアイデアを、一流のアニメーターと豪華声優陣の力で上質なエンターテインメントに昇華させた『週刊ストーリーランド』。

人間の底知れぬ欲の恐ろしさから、家族の愛に泣けるヒューマンドラマまで、150以上のエピソードには現代に見てもハッとさせられる普遍的な面白さが詰まっています。

もし動画配信サービスなどで見かける機会があれば、あなたの記憶の奥底に眠っている「あの名作」や「謎の老婆」との再会を楽しんでみてくださいね。

参考

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-偏愛が気づかせる、私たちの見えていなかった世界-

なぜだか目が離せない。
偏った愛とその持ち主は、不思議な引力を持つものです。
“偏”に対して真っ直ぐに、“愛”を注ぐからこそ持ち得た独自の眼差し。
そんな偏愛者の主観に満ちたピントから覗かれる世界には、
ウィットに富んだ思いがけない驚きが広がります。
なんだかわからず面白い。「そういうことか」とピンとくる。

偏愛のミカタ PinTo Times