【完全保存版】仙台弁の一覧と意味・使い方!「いずい」や「かわいい」方言、勘違いしやすい言葉まで徹底解説
杜の都・仙台。美味しい牛タンやずんだ餅だけじゃありません。そこに住む人々の「言葉」にも、なんとも言えない独特の温かさと面白さがあるんです。
「仙台弁(宮城弁)」は、東北特有の素朴な響き(いわゆるズーズー弁ですね)を持ちながら、都市化の影響で標準語とうまい具合にハイブリッド進化した、なかなかに奥深い方言。「なんとなく言ってることは分かるんだけど、肝心なところで意味が掴めない!」なんて経験、ありませんか?
この記事では、旅行や転勤で仙台に来た人が「これさえ知っておけば地元の人とすぐ仲良くなれる」という基本中の基本から、地元民ですら「えっ、マジで!?これ標準語じゃなかったの!?」と驚愕する「隠れ方言」、さらにはネイティブ級のディープな表現まで、がっつり網羅しました。
言葉の意味だけじゃなく、実際にどんな場面で使うのかリアルな「会話例」もたっぷり用意したので、ぜひ仙台弁の深い沼にどっぷりと浸かってみてくださいね。
- 1. まずはこれだけ!仙台弁の「基本の3大頻出単語」
- 1.1. 最強の難解語「いずい(いづい)」の意味とニュアンス
- 1.2. 喧嘩になる前に知っておきたい「だから」
- 1.3. ゴミは投げちゃダメ?「なげる」の真実
- 2. キュンとする!かわいい仙台弁・告白フレーズ
- 2.1. 語尾の破壊力「~だっちゃ」「~だべ」
- 2.2. 愛情表現の定番「めんこい」
- 2.2.1. 言われてみたい方言告白フレーズ集
- 3. 実は方言だった?標準語だと思って使っている「隠れ仙台弁」
- 3.1. 水に浸すことを「うるかす」
- 3.2. くっつけることを「ねっぱす」
- 3.3. 芋煮会で着る服?「ジャス(ジャージ)」
- 3.3.1. 挨拶の定番「おばんです」
- 4. レベル別!知っておくと便利な仙台弁単語帳
- 4.1. 初級編(旅行・出張レベル)
- 4.2. 中級編(居住・転勤レベル)
- 4.3. 上級編(ネイティブレベル)
- 5. 仙台弁をマスターして宮城をもっと楽しもう
- 5.1. 参考
まずはこれだけ!仙台弁の「基本の3大頻出単語」

仙台で生きていく上で、絶対に避けては通れない単語があります。使用頻度・重要度ともにMAXの3つです。これを知らないと、日常会話で頭の上に「?」が浮かんだり、思わぬ誤解を生んじゃうかもしれません。
最強の難解語「いずい(いづい)」の意味とニュアンス
仙台弁の代名詞と言っても過言ではないのが、この「いずい」。標準語にはスパッと直訳できない、めちゃくちゃ便利で、そして説明が難しい言葉なんです。
- 意味: 「フィットしない」「居心地が悪い」「しっくりこない」「違和感がある」
- 解説: 単に「サイズが合わない」ってだけじゃなく、身体的・感覚的な「不快感」や「モヤモヤ」を全部ひっくるめて表現します。北海道なんかでも使われていますが、仙台人の口からは本当に一日に何度も飛び出します。
【こんな時に思わず「いずい」が出ちゃいます】
- 目にゴミが入った時:「目がゴロゴロする」あの嫌な感じ。
- 歯にネギが挟まった時:取れそうで取れない、あのむず痒さ。
- 新しい服のタグが肌に当たる時:チクチクして気になりますよね。
- 知らない人ばかりのパーティー:自分の居場所がないような、あの「アウェー感」。
【会話例】
Aさん(仙台人): 「なんか今日さ、靴下の中で小石が動いていずいんだよね~。」
Bさん(転勤者): 「(いずい…?) ああ、気持ち悪いってことですか?」
Aさん: 「そうそう、今すぐ脱いで直したい感じ!」
喧嘩になる前に知っておきたい「だから」
他県から来た人が一番衝撃を受けるのが、たぶんこの「だから」です。標準語の感覚で聞くと、「え、何?怒られてるの?」って勘違いしちゃうんですが、実は真逆の意味なんです。
- 意味: 同意(「そうそう!」「その通り!」「それな」)
- 解説: 標準語だと接続詞(Therefore)だったり、相手を責める時(「だから言ったでしょ!」)に使いますよね。でも仙台では「相手の意見への全肯定」を表す魔法の言葉なんです。
ポイントはイントネーション。語尾を下げずに「だ(ー)から(ー)⤴」と、少し伸ばしたり上げたりするのが特徴。「あなたが言う通りだ(という前提がある)、だから(私もそう思う)」という論理が、この一言にギュッと凝縮されてるわけです。
【会話例】
Aさん(旅行者): 「仙台の牛タンって、やっぱり厚切りで美味しいですね!」
Bさん(地元民): 「だから~!!」
Aさん(旅行者): 「えっ!?(なんで怒るの?続きは何?)」
Bさん(地元民): 「(ニコニコしながら)やっぱ本場は違うべ?」
※もし仙台で「だから!」と言われたら、あなたは歓迎されています。安心してくださいね。
ゴミは投げちゃダメ?「なげる」の真実
職場で上司に言われて一番困るのがこの言葉かもしれません。野球部出身の方は特に注意が必要ですよ。
- 意味: 「捨てる」
- 解説: 東北や北海道で広く使われる言葉です。決して「投球フォームで空中に放り投げる」ことじゃありません。「ゴミなげて」と言われたら、優しくそっとゴミ箱へ入れて(廃棄して)ください。
【会話例】
Aさん(上司): 「この書類、もういらないからなげといて。」
Bさん(新人): 「はい!(くしゃくしゃに丸めてゴミ箱へスローイング!)」
Aさん: 「おいおい、行儀悪いな!」
Bさん: 「えっ、投げろって言ったじゃないですか…(涙)」
キュンとする!かわいい仙台弁・告白フレーズ

仙台弁って、少し濁音が多い(ズーズー弁)イメージがあるかもしれませんが、実はとっても愛らしくて、親しみやすい表現も多いんですよ。
語尾の破壊力「~だっちゃ」「~だべ」
『うる星やつら』のラムちゃんのイメージが強い「だっちゃ」ですが、仙台では老若男女問わず日常的に使います。「~ですよ」「~だね」といった、丁寧かつ親しみを込めた断定の語尾です。聞いていると癖になりますよ。 「~だべ」は「~だろう」「~でしょ」という同意を求める時によく使われますね。
【会話例】
Aさん: 「明日の待ち合わせ、仙台駅前のステンドグラス前だっちゃ?」
Bさん: 「んだ(そう)、10時だべ?」
愛情表現の定番「めんこい」
- 意味: 「かわいい」
- 解説: 子供、孫、ペット、そして愛する人に対して使います。単に見た目が良いってだけじゃなく、「愛おしい」「守ってあげたい」っていう深いニュアンスが含まれています。「めごい」と言うこともありますね。
言われてみたい方言告白フレーズ集
もし仙台の人にこんな風に言われたら、それは愛の告白です。
例文1:王道パターン
「好きだっちゃ。付き合ってけさいん。」 (好きです。付き合ってください。)
※「けさいん」は「~ください」の丁寧な方言。ちょっと上品な響きがあります。
例文2:照れ隠しパターン
「おめのこと、いきなりめんこいと思ってたんだっちゃ。」 (あなたのこと、すごく可愛いと思ってたんだよ。)
実は方言だった?標準語だと思って使っている「隠れ仙台弁」

ここでは、地元民が上京して初めて「え、通じないの!?」と赤っ恥をかく、見事に標準語に擬態した方言たちを紹介します。
水に浸すことを「うるかす」
- 意味: 水につけてふやかす、水分を含ませる。
- 解説: お米を炊く前の浸水とか、食後の茶碗を洗いやすくするために水につけておくことを指します。「潤す(うるおす)」が変化した言葉っぽいですが、一言でこの動作をバシッと表す標準語が見当たらないので、非常に便利なんです。
【会話例】
母: 「ご飯食べたなら、茶碗うるかしといて!」
子: 「はーい。」
くっつけることを「ねっぱす」
- 意味: (シールや糊などで)貼り付ける、くっつける。
- 解説: 「粘り着く」ようなニュアンスがありますね。逆に、納豆なんかがくっつくことは「ねっぱる」と言います。
【会話例】
Aさん: 「この切手、封筒にねっぱして。」
Bさん: 「了解です。」
芋煮会で着る服?「ジャス(ジャージ)」
- 意味: ジャージ(学校指定の運動着)。
- 解説: これ、仙台の中高生文化における超重要単語。「ジャージ・スーツ」の略という説がありますが、仙台っ子は「ジャス」こそが正式名称だと信じて疑いません。秋の一大イベント「芋煮会」には、汚れてもいいジャスを着ていくのが定番スタイルです。
【会話例】
Aさん: 「明日の体育、ジャス忘れないでね。」
Bさん: 「新しいジャス買ったから見せびらかすわ。」
挨拶の定番「おばんです」
- 意味: 「こんばんは」
- 解説: 夕方以降の挨拶ですね。「お晩です」という丁寧語が由来で、目上の人に対しても使える上品な言葉です。地元のテレビ番組のタイトルにもなっていたりします。
【会話例】
近所の人: 「あら、おばんです~。」
あなた: 「おばんです。日が暮れるのが早くなりましたね。」
レベル別!知っておくと便利な仙台弁単語帳

最後に、難易度別に仙台弁を整理してみました。これらを使いこなせたら、あなたも立派な宮城ツウですよ。
初級編(旅行・出張レベル)
まずはここから!相槌や簡単な動作です。
- んだ / んだんだ: 「そう」「その通り」。Yesの意味。「んだから~(そうなんだよ)」とセットで使うことが多いです。
- かます: 「かき混ぜる」。お風呂のお湯を混ぜる時や、氷を混ぜる時に使います。「氷かまして!」と言われても、決して喧嘩を売られているわけじゃありません。
中級編(居住・転勤レベル)
生活感が出る表現。これらが自然と耳に入ってくるようになったら、仙台に馴染んできた証拠です。
- いきなり: 「とても」「すごい」。Suddenly(突然)ではなく、Very(とても)の意味。「いきなりうめぇ(すごく美味しい)」のように使います。
- こわい: 「疲れた」「体がだるい」。Scary(恐怖)ではありません。体調不良や筋肉痛の時に使います。「今日は歩きすぎて足こわい~」
上級編(ネイティブレベル)
意味を知らないと文脈すら掴めない、ディープな単語たちです。
- ごしゃぐ: 「怒る」。受身形の「ごしゃがれる(怒られる)」でよく使われます。「先生にごしゃがれた(怒られた)」
- おだづ: 「ふざける」「調子に乗る」。子供が騒いでいると「おだづな!(ふざけるな)」と雷が落ちます。
- ハケル: 「進む」「はかどる」。あるいは「(仕事などが)早く終わる・帰る」。「今日は仕事ハケた?」のように使います。
仙台弁をマスターして宮城をもっと楽しもう
仙台弁の世界、どうでしたか?単なる言葉の違いだけじゃなく、「いずい」のような繊細な感覚や、「だから」のような相手を全肯定して受け入れる、温かい県民性が表れていますよね。
シャイで口下手と言われることも多い東北の人々ですが、一度心を開けば、ものすごく温かく迎えてくれます。もし仙台を訪れた際は、恐れずに「今の『いずい』ってどういう意味ですか?」って聞いてみてください。きっと笑顔で教えてくれるはずです。
さあ、あなたも今日から「んだ」「だから!」「いずい」を使って、仙台ライフを思いっきり楽しんでけさいん!





