「エロがる」の意味とは?歌舞伎町発のSNS用語「エロがりを奏でる」の元ネタや使い方を徹底解説
「最近、TikTokやX(旧Twitter)で『エロがる』とか『エロがりを奏でる』って言葉、やたら見かけない?」
「推し活で使われてるけど、自分で使うのはちょっと怖いかも……」
スマホをスクロールしながら、そんなふうに戸惑っていませんか?
次々と新しい言葉が生まれては消えていくSNS界隈。特にZ世代を中心にバズるトレンドワードは、文脈や元ネタを知らないと「え、どういう意味? 下ネタ?」と勘繰ってしまうこともありますよね。
でも、安心してください。「エロがる」は、単に「いやらしい」という意味だけではありません。
ぶっちゃけて言えば、これは「自分の色気や魅力を、自信満々に演出すること」や、逆に「誰かの魅力に当てられて、うっとりリアクションしちゃうこと」を指す、めちゃくちゃニュアンスに富んだ言葉なんです。
そしてこの言葉、実は歌舞伎町に実在する一人のカリスマホスト、爆撃竜馬(ばくげき りょうま)氏が広めたもの。
今回は、この謎めいたパワーワード「エロがる」について、言葉の響きから元ネタの人物、そして明日から使える(かもしれない)正しい活用法まで、ガッツリ深掘りしていきます。
なぜこの言葉が若者の心を掴んだのか? その背景にある「自己肯定感」や「推し活」との意外な関係性も見えてくるはず。読めばきっと、次にこの言葉を見たとき、ニヤリと楽しめるようになりますよ。
そもそも「エロがる」とはどういう意味?

まずは、この言葉が持つ独特なニュアンスを解剖していきましょう。「エロがる」、そしてそこから進化した「エロがりを奏でる」。これらは単なる「セクシー」という形容詞では片付けられない、もっとドラマチックな言葉なんです。
基本の意味は「性的な興奮」と「リアクション」
言葉の作りとしては、「エロ」に「〜がる」がついた形ですよね。「痛がる」「寒がる」「強がる」と同じで、「心の中の状態を、あえて外に見えるように行動で示す」というのがポイントです。
これを踏まえると、定義は大きく2つ。
1. 能動的な演出(俺、イケてるでしょ?)
自分の中にある色気や魅力を、意図的に外へ放出している状態。「今の俺、フェロモン出てるわ〜」「私、今すごく色っぽい雰囲気だわ」という、ある種のナルシシズムや自己肯定感を全開にしたアピールです。
発案者の爆撃竜馬氏は、これを「ピンクいオーラに包まれている状態」と表現しています。自分がその空気に酔いしれている感じです。
2. 受動的な反応(尊すぎて無理……!)
相手の魅力やアプローチに対して、性的に反応してしまうこと。恥じらったり、悶えたり、色っぽい声を上げたりするリアクション全般です。
これは単なる興奮というより、「あなたのせいでこうなっちゃったよ」と相手に伝えるコミュニケーションの一環でもあります。
これまで「あの人はエロい」と客観的に言うことはあっても、「あいつ、今エロがってるな」と動作として言うことはあまりありませんでした。静的な「属性」ではなく、動的な「パフォーマンス」としてエロを捉えているのが、今のトレンドらしい面白さです。
話題のフレーズ「エロがりを奏でる」とは
「エロがる」をさらに芸術的なレベルに押し上げたのが、「エロがりを奏でる」というフレーズ。これがSNSで爆発的なミーム(流行)になりました。
なぜ「奏でる」なのか? ここには高度な(?)比喩が隠されています。
- その場の支配者になる: ホストが接客テクニックで姫(客)をその気にさせ、空間の空気を完全にコントロールする様子を、指揮者や演奏家に例えています。
- ナルシシズムの極地: 最高潮に達した自分の色気を、まるで音楽を奏でるように流麗に表現する。「俺の指先一つで、君の感情を演奏してあげるよ」といったニュアンスです。
TikTokなどでは、単に「エロい」だけでなく、「その場の空気を支配するほどの圧倒的な色気」や、「自分に酔いしれている様子」を表現したい時に、この言葉がセットで使われます。
推しがステージでセクシーな流し目をした時に、「〇〇くんが完全にエロがりを奏でてる……尊い」なんて使うのが代表例。「エロ」を下品なものではなく、鑑賞すべき「芸術」として扱っているのが面白いですよね。
「エロがる」の元ネタ・発祥はどこ?

この独特すぎるワードセンス、自然発生したわけではありません。明確な「創造主」がいます。発祥地は欲望の街・新宿歌舞伎町。そして生みの親は、強烈すぎるキャラクターで知られる一人のホストです。
発祥は歌舞伎町のホストクラブ(「爆撃竜馬」氏など)
全ての始まりは、歌舞伎町のホストクラブ『LiTA(リタ)』に所属するホスト、爆撃竜馬(ばくげき りょうま)氏。
爆撃竜馬氏って何者?
名前からしてインパクト大ですが、彼はただのイケメンホストではありません。独自のワードセンス(通称:爆撃語録)を操る、歌舞伎町でも異色のエンターテイナー。
彼の接客は「お姫様扱い」というよりは、強気で、シュールで、圧倒的なナルシシズムで相手を巻き込むスタイル。「お笑い」と「色気」のバランスが絶妙なんです。
彼がブレイクしたのは、ABEMAの人気番組『愛のハイエナ』への出演がきっかけでした。
番組内で、彼は自分の状態を説明する時に連発したんです。「エロがんな(エロがるな)」とか「エロがり」という言葉を。
「俺自身のエロがり、つまり俺の『スケベ心』や『色気』に、やっと世間が気づき始めた」
「ピンク色のオーラに包まれている時に使う言葉」
彼は自分の内から溢れる色気を「エロがり」と定義し、それを隠さず前面に出すスタイルを確立しました。ちなみに「エロがんな」の語尾「〜がんな」は彼特有の口癖。「俺は今、エロがっているからな(見とけよ)」という、自信満々の宣言です。
TikTokでの拡散と若者への浸透
爆撃竜馬氏のキャラと、「エロがりを奏でる」というパワーワードは、放送直後からTikTokやXで瞬く間に拡散されました。
1. 切り抜き動画でミーム化
「メス超えてにょ(女)」「エロがんな」といったテロップ付きの切り抜き動画が大量発生。元の番組を見ていない層にも「なんか面白いホストがいるぞ」と認知されました。
2. 音源を使って「やってみた」
TikTokでは、彼のリズミカルなセリフが「音源」として流行。「エロがりを、奏でる」という声に合わせて、キメ顔やセクシーなポーズをする動画がブームに。「自分を盛るための遊び道具」として定着しました。
3. 「推し活」用語への進化
最初はホストのネタでしたが、アイドルやアニメキャラを応援するファン層がこれに食いつきました。「推しの色気がヤバい」と言いたい時、既存の言葉だけじゃ足りない感情を、「エロがりを奏でてる」という大げさな言葉が埋めてくれたんです。
2024年の流行語関連にノミネートされるなど、その影響力は夜の街を飛び出し、今や立派なトレンドワード。ホストという存在が「怖い」から「面白い・会えるアイドル」へと変わってきている時代の流れも感じさせます。
「エロがる」の正しい使い方は?(例文あり)

意味と元ネタがわかったところで、実際にどう使うのか?
とはいえ、元が夜の街のスラングなのでTPOは超重要。ここでは推奨シーンと、絶対に避けるべきシーンを整理しました。
会話やSNSでの使用例
| シチュエーション | ニュアンス | 例文 | 解説 |
| 推し活(称賛) | 最上級の褒め言葉 | 「Mステの〇〇くん、カメラ目線が完全にエロがりを奏でてた……無理、好き。」 「新曲MVの吐息、マジでエロがってる。」 | 推しの色気が神がかっている時に。「セクシー」と言うより熱量が高く、ちょっとユーモアも含んだ賛辞になります。 |
| 自己演出(ネタ) | 自虐的ナルシシズム | 「髪染めてちょっとエロがり意識してみた(笑)」 「風呂上がりの俺、エロがりすぎてる件。」 | 自撮りを上げる時の照れ隠しに最適。真顔で「カッコいいでしょ」と言うと痛いですが、これならネタとして許されます。 |
| ツッコミ | 愛のあるいじり | 「なんでマイクの持ち方そんなねっとりしてんの? エロがんなって!」 「深夜にストーリーでエロがりを奏でるなwww」 | 友人がカッコつけてる時や、過剰に色気を出そうとしてる時に笑いながらツッコむのに便利。 |
| 状態の描写 | 雰囲気の表現 | 「このバーの照明、暗くてなんかエロがってるね。」 「あのシーンの演技、空気が完全にエロがってた。」 | 人だけでなく、場所や空間の官能的なムードを表現するのにも使えます。 |
使う際の注意点(ここだけは守ろう)
便利な言葉ですが、使い方を間違えると大事故になります。
1. 公的な場・初対面は絶対NG
あくまでスラング、しかも元ネタはホストクラブです。職場の上司、先生、親、取引先、初対面の人に使うのは自殺行為。「下品」「常識がない」と即認定されます。ビジネスメールなんてもってのほか!
2. セクハラ・誤解のリスク
「エロがってるね」は、相手によっては「性的な目で見られている」「バカにされている」と不快に感じる言葉です。
特に異性に対して使う時は要注意。基本的には「親しい友人同士のネタ会話」か、「推し(芸能人・二次元)」への独り言として使うのが一番平和で楽しい使い方です。
3. シリアスな場面では封印
真面目な相談中や議論の場で使うと空気が凍ります。「陽気なノリ」「深夜テンション」限定の言葉だと心得ましょう。
補足:対になる言葉「メスがる」
セットで覚えておきたいのが、同じく爆撃竜馬氏が広めた「メスがる」。
これは性別に関係なく、「相手の圧倒的な魅力にやられて、女の子(メス)のようにときめいたり、従順になっちゃったりすること」。
例えば、普段クールな男性が、推しを前にデレデレになったり、強引なアプローチに顔を赤らめたりする状態。「エロがる(攻め)」に対して「メスがる(受け)」という関係性です。
「推しの笑顔が破壊力ありすぎて、全人類がメスがるレベル」みたいに使われます。
流行りの「エロがる」は夜の街から生まれたトレンド用語
ここまで解説してきた「エロがる」「エロがりを奏でる」について、ざっくりまとめます。
- 意味: 自分の色気を自信満々に放出したり、色気に反応して興奮したりする「アクション」のこと。
- 元ネタ: 歌舞伎町ホスト・爆撃竜馬氏の「爆撃語録」。
- なぜ流行った?: 『愛のハイエナ』でのインパクトと、TikTokでの音源化。Z世代の「自己表現」や「推し活」のニーズにハマった。
- 使い方: 推しを褒める時や、自分をネタにする時に。TPOには気をつけて!
「エロがる」という言葉、字面だけ見るとギョッとする人もいるかもしれません。でもその裏には、「自分の魅力をアピールしたい」「推しの魅力に全力で反応したい」という、現代らしいポジティブなエネルギーが詰まっています。自分自身をコンテンツとして楽しむ、究極の自己肯定ワードとも言えるかもしれません。
言葉の意味とストーリーを知れば、TikTokで流れてくる「エロがり動画」も、今までとは違った視点で楽しめるはず。
もしSNSで、誰かが最高にクールでセクシーに振る舞っている瞬間、あるいは自分自身が「今日イケてるな」と思った瞬間があったら、心の中でこう呟いてみてください。
「あ、これ完全にエロがりを奏でてるわ」と。
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