テレビがつまらない・面白くないと言われる5つの理由|「見なくなった」人が増える背景と、これからの楽しみ方

「最近、テレビをつけても面白くない気がする」
「どのチャンネルも、似たような番組ばかりに見える」

そんなふうに感じて、リビングでリモコンを握りながら、結局そのまま電源を切ってしまう日が増えていませんか。

テレビは、少し前までは“家の中心”でした。家族が同じ番組を見て笑って、翌日に学校や職場で話題になる。そんな「共通の体験」をつくってくれる存在だったと思います。

ただ近年は、いわゆるテレビ離れが進み、とくに20代〜40代では「見ないのが普通」という人も珍しくなくなりました。
では、テレビがつまらないと感じられる背景には、どんな変化があるのでしょうか。

この記事では、個人の好みの問題だけで片付けず、番組がそうなりやすい構造を整理していきます。あわせて、テレビを遠ざけたあとに広がる、無理のないエンタメの楽しみ方も提案します。読み終える頃には、いま抱えているモヤモヤに少し整理がついて、時間の使い方を見直しやすくなるはずです。


なぜ最近のテレビは「つまらない・面白くない」と言われるのか?5つの主要因

「昔はもっと面白かったのに」と感じるのは、あなたの感性が変わったからだけではないかもしれません。
テレビ業界を取り巻く環境が変わり、番組づくりが“同じ方向に寄りやすくなっている”面があります。ここでは、よく挙げられる理由を5つに分けて見ていきます。

コンプライアンス強化と自主規制が増えた(炎上リスクも含めて)

以前は、少しヒヤッとするドッキリや、体を張った企画が「名物」になっていました。いまはそうした演出が減った、と感じる人が多いです。
背景には、放送倫理への配慮だけでなく、SNS時代の炎上リスクがあると言われています。

もちろん、過去の番組に問題がまったくなかったわけではありません。ただ、制作側が慎重になるほど、企画が“無難”へ寄っていきやすいのも事実です。
結果として、強い刺激を求める視聴者には、少し物足りなく映ることがあります。

制作費の厳しさで「スタジオ中心」「VTR中心」が増えた

チャンネルを変えても、似たセットで、似たメンバーが座ってトークしている。あるいは、VTRを見てワイプで反応する。
この既視感の一因として、制作費が厳しくなっていることが挙げられます。

ロケや大掛かりな演出はコストがかかります。そこで、どうしても「スタジオで成立する型」が増えやすい。
もちろん、その型の中でも面白い回はありますが、「またこの形式か」と感じる人が出るのも自然です。

視聴者の中心が高齢化し、番組が現役世代とズレやすい

「最近、健康番組や懐かし映像が多い気がする」と感じるなら、それは感覚として当たっている可能性があります。
テレビは、リアルタイム視聴をする層(数字になりやすい層)に向けて番組を作りやすいメディアです。

すると、若い世代の生活感やテンポ感と、番組内容が噛み合いにくくなることがあります。
ズレた側は見なくなり、残った層に合わせてさらに寄る——という流れが起きると、テレビが「自分の生活から遠い」と感じられるようになります。

同じ出演者の起用が続き、新鮮味が薄れやすい

「またこの人が出ている」と感じる機会が増えると、番組はどうしてもマンネリに見えてしまいます。
テレビは、視聴率やスポンサーへの説明責任があるため、キャスティングも“確実性”が優先されやすいと言われます。

新人の抜擢は魅力的な反面、ハズしたときのリスクもあります。結果として、安定した「いつもの顔ぶれ」に寄りがちです。
これが、視聴者に内輪感や予定調和を感じさせてしまうことがあります。

YouTube/配信(VOD)の体験が、テレビより快適になった

いまはテレビの外に、高品質で、自由度の高いコンテンツがたくさんあります。
配信サービスは大きな予算でドラマやドキュメンタリーを作り、YouTubeはニッチでも刺さる企画を素早く出します。

さらに、ネットは「自分のペース」で見られるのが強いところです。倍速、スキップ、続きの一気見。
一度その快適さに慣れると、テレビのテンポやCMが煩わしく感じられるのは、ある意味自然な流れだと思います。


テレビを見なくなった人たちの声|よく聞く不満はこの3つ

テレビ離れをした人の話を聞くと、不満のポイントはわりと似ています。ここでは、代表的な3つを整理します。

「CMまたぎ」が多く、時間を引き伸ばされる感覚がある

いいところでCMに入って、CM明けに同じ映像をもう一度——。
こうした構成にイライラする、という声は根強いです。倍速やスキップに慣れた人ほど、「時間を奪われている」と感じやすいのかもしれません。

演出が強すぎて、作為を感じてしまう

街頭インタビューの偏り、感動に持っていく編集、都合のよい流れ。
もちろん番組は“作品”なので演出があるのは当然ですが、視聴者側がそれを透けて見てしまうと、冷めてしまいます。

ネガティブな情報を浴びたくない

朝から事件や不倫、炎上のニュースを見て気が滅入る、という人もいます。
ネットなら自分で情報を選べますが、テレビは受け身になりやすい。そこに疲れてしまう人が増えた印象です。


テレビを消して生まれた時間で、生活はどう変わる?新しい楽しみ方

テレビがつまらないと感じるのは、「ほかにもっと気持ちのいい時間の使い方がある」と気づきはじめたサインかもしれません。
テレビを消すと、意外と時間が戻ってきます。その時間の使い道として、現実的に続けやすいものを3つ紹介します。

VOD(Netflix/Prime Videoなど)で「自分のテンポ」で見る

「続きは来週」に縛られず、CMも入らず、好きなときに好きな作品へ入れる。
このシンプルな自由は、想像以上に快適です。作品に集中できるので、没入感も上がりやすいです。

YouTube/Twitchのライブで“編集されていない面白さ”を楽しむ

生配信の魅力は、起きたことがそのまま流れるところです。
台本通りではないハプニングや素の反応を同じ時間に共有できるので、「番組を見る」というより「体験する」に近い感覚になります。

自己投資・趣味・休息に回す

毎日1時間テレビを見ていたなら、年間で365時間です。
この時間を、英語、運動、読書、資格、あるいは睡眠に回すだけで、体感として生活は変わりやすいです。
「テレビを減らす」は、いちばん始めやすい時間術のひとつだと思います。


それでもテレビが必要な瞬間|ゼロにせず、うまく使い分ける

ここまでテレビの“弱くなった点”を中心に整理してきましたが、テレビを完全に否定する必要はありません。
むしろ現代は、テレビを「必要なときだけ使う」ほうがラクです。

スポーツ中継・緊急ニュースは、テレビが強いことが多い

災害時の速報や大きなスポーツ大会の生中継などは、いまもテレビの強みになりやすい分野です。
とくに緊急時は、デマの拡散も起きやすいので、取材体制のある報道が役立つ場面もあります。

TVerで「見たい番組だけ」拾う

受像機の前に座るのがしんどいなら、TVerのような見逃し配信が便利です。
話題の回だけ見る、倍速で見る、スキマ時間で消化する。
リアルタイム視聴にこだわらないだけで、テレビへのストレスがかなり減ることがあります。


おわりに〜「なんとなくテレビ」をやめると、時間は取り戻せます〜

テレビがつまらないと感じる背景には、コンプライアンス強化、制作費の事情、視聴者構造の変化など、個人では動かしにくい理由が重なっています。
ですので、無理に見続ける必要はありません。

大切なのは、「なんとなくテレビをつける時間」を一度止めてみることです。
その分でVODを楽しんでもいいし、学びに回してもいいし、ただ休むのでも十分価値があります。
自分にとって納得できるエンタメを選べるようになると、日々の疲れ方が少し変わってくるはずです。

参考

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-偏愛が気づかせる、私たちの見えていなかった世界-

なぜだか目が離せない。
偏った愛とその持ち主は、不思議な引力を持つものです。
“偏”に対して真っ直ぐに、“愛”を注ぐからこそ持ち得た独自の眼差し。
そんな偏愛者の主観に満ちたピントから覗かれる世界には、
ウィットに富んだ思いがけない驚きが広がります。
なんだかわからず面白い。「そういうことか」とピンとくる。

偏愛のミカタ PinTo Times