リーゼントってどんな髪型?〜クラシックスタイルを進化させる現代的アレンジ術〜

1. なぜ今リーゼントが注目されるのか?

かつて特定のスタイルとして一世を風靡したリーゼントが、今、新しい解釈で再び注目されています。従来の「かっちり固めた」スタイルから、現代のファッションやライフスタイルに合わせて進化を遂げているのが特徴です。

Y2Kトレンドの継続とノスタルジア

Y2K(2000年代)ファッションのトレンドが継続する中で、当時のカルチャーへのノスタルジアが高まっています。リーゼントもまた、その時代を象徴するスタイルの一つとして、現代のフィルターを通して新鮮なものとして捉えられています。

SNSでの拡散力とインフルエンサー効果

TikTokやInstagramなど、ビジュアル重視のSNSにおいて、リーゼントの持つアイコニックで印象的なフォルムは際立った存在感を放ちます。ヘアアレンジ系のインフルエンサーが、クラシックなスタイルを現代風にアレンジして発信することで、若い世代にもその魅力が届いています。

2. リーゼントとはどんなヘアスタイル?基本を再確認

リーゼントの定義と特徴

リーゼントとは、整髪料を使い、両サイドの髪を後頭部へ流して「I」の字型に合わせる「ダックテール」と、前髪を高く膨らませる「ポンパドール」を組み合わせた髪型を指します。

現在では、前髪を高く上げたスタイル全般が「リーゼント風」と呼ばれることも多く、その定義はより広義になっています。

リーゼントの歴史と由来

名称は、ロンドンの大通り「リーゼント・ストリート」に由来するという説が有力です。

1930年代に紳士のスタイルとして日本に伝わりましたが、戦後、アメリカから反骨心ある若者のスタイル(ダックテール)として再上陸し、当初とは異なるニュアンスで普及したというユニークな歴史を持ちます。

3. 現代のヘアトレンドと融合するリーゼントスタイル

韓国ヘアトレンドからのインスピレーション

近年のメンズヘアに大きな影響を与えているのが韓国のトレンドです。全体の毛足を長めに、シルエットを重めに作るといった韓国風ヘアの要素と、リーゼントの前髪を上げるテクニックを融合させることで、全く新しいスタイルが生まれています。

K-POPアイドルの影響

K-POPアイドルが見せる、重めのシルエットを保ちながらも前髪にボリュームを持たせるスタイルは、現代的なリーゼントの一つの方向性を示唆しています。レイヤーカットなどで動きを出しつつ、クラシックなリーゼントの要素を取り入れるアレンジが注目されています。

4. SNS時代のリーゼント - 発信される新しいスタイル

「#リーゼントアレンジ」や「#ソフトリーゼント」などのハッシュタグで、SNSには様々なスタイルが投稿されています。特に、セットの過程を見せる動画コンテンツは人気があり、リーゼントが持つ「作り上げる楽しみ」が多くの人と共有されています。インフルエンサーによる「セルフでできるリーゼント風スタイル」といった手軽さを重視した提案も、関心を広げる一因となっています。

5. 現代的リーゼントの作り方とスタイリング製品

必要なアイテム

  • コーム:髪質に合わせた目の粗さを選択
  • 水性ポマード/グリース:現代の主流
  • ドライヤー:風量・温度調整可能なもの

水性ポマード(グリース)が主流

かつて主流だった油性ポマードに対し、後発で登場した水性ポマード(別名グリース)は、技術革新により強力なセット力を持ちながらも、格段に扱いやすいのが特徴です。洗い流しやすく、手直しもしやすいため、現在のスタイリング剤の主流となっています。

現代的スタイリング手順

  1. ベース作り:髪を8割程度乾かし、自然なボリュームを残す。
  2. 製品選択:ワックスには出せないツヤ感とウェット感が出せる水性ポマードを使用。
  3. スタイリング:従来より軽いタッチで、自然な毛流れを活かしながらセットする。
  4. 仕上げ:完璧に固めすぎず、「抜け感」を意識するのが現代風のポイント。

6. リーゼントが似合う顔型・髪質

リーゼントは顔型や髪質に合わせたアレンジを加えることで、誰でも似合わせることが可能です。

  • 似合わせやすい顔型
    • 卵型・面長:バランスが取りやすく、特に相性の良い顔型です。ただし面長の方は、前髪を高くしすぎると縦のラインが強調されすぎるため、高さを少し抑えるのがおすすめです。
  • 工夫次第で似合う顔型
    • 丸顔・ベース顔:サイドをしっかりと刈り上げるかタイトに抑え、トップに高さを出すことで、縦のラインを強調しシャープな印象に見せることができます。
  • おすすめの髪質
    • 硬めの髪・多毛:ボリュームを出しやすく、セットが長時間持続するため最適です。
    • 直毛〜ややクセ毛:クラシックなスタイルも、動きのある現代的なスタイルも作りやすい髪質です。
    • 軟毛・猫っ毛:セット前にドライヤーで根本をしっかりと立ち上げ、軽めでセット力の高いスタイリング剤を選ぶことで、ボリューム感を出すことが可能です。

7. 現代的リーゼントアレンジスタイル7選

  1. K-POP風リーゼント:韓国アイドルのような重めシルエットと、リーゼントの前髪ボリュームを融合させたスタイル。
  2. ソフトリーゼント:1950年代のスタイルを現代風にアレンジ。かっちりさせすぎず、柔らかな質感に仕上げるのが特徴。
  3. SNSバイラル・リーゼント:SNSで目を引くような、動きや束感を強調したスタイル。
  4. ナチュラル・ウェーブリーゼント:パーマヘアとリーゼントを組み合わせ、リラックスした雰囲気を演出。
  5. リーゼント風マッシュ:韓国ヘアの定番マッシュに、前髪をアップするリーゼントの要素を取り入れたハイブリッドスタイル。
  6. モードリーゼント:サイドをタイトに抑え、トップのボリュームとのコントラストを強調した、都会的でエッジの効いたスタイル。
  7. カジュアル・リーゼント:日常使いしやすく、ビジネスシーンにも対応可能な、作り込みすぎないソフトな仕上がり。

8. リーゼントが映えるシーン・スタイル

  • SNS投稿・コンテンツ作成セットの過程を見せる動画や、完成したスタイルの写真は、SNSで人気のコンテンツです。
  • デートスタイル「インスタ映え」を意識した、フォトジェニックなスポットに映えるスタイルとして、現代的なリーゼントは人気です。
  • フォーマルシーン結婚式や成人式などで、クラシックなきちんと感を保ちながら現代的なセンスを感じさせるスタイルとして好評です。

おわりに

現代のリーゼントは、単なる「復活」ではなく、時代の空気を取り入れて「進化」したスタイルです。韓国ヘアの要素、SNSでの見せ方、扱いやすいスタイリング剤の普及など、現代のライフスタイルに合わせて新しい解釈が施されています。

現代的リーゼントの特徴

  • 他トレンド(韓国ヘア等)の要素を取り入れた柔軟性
  • SNS映えを意識したフォトジェニックさ
  • 水性ポマード使用による扱いやすさ
  • 作り込みすぎない「抜け感」と洗練性の両立

従来のイメージから、洗練されたお洒落なスタイルへと進化したリーゼント。クラシックな髪型をベースに、自分らしいアレンジを加えてみてはいかがでしょうか。

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-偏愛が気づかせる、私たちの見えていなかった世界-

なぜだか目が離せない。
偏った愛とその持ち主は、不思議な引力を持つものです。
“偏”に対して真っ直ぐに、“愛”を注ぐからこそ持ち得た独自の眼差し。
そんな偏愛者の主観に満ちたピントから覗かれる世界には、
ウィットに富んだ思いがけない驚きが広がります。
なんだかわからず面白い。「そういうことか」とピンとくる。

偏愛のミカタ PinTo Times